NBAに興味がない人でも、1度くらいは目にしたことがあるかもしれない。
”The Answer”アレン・アイバーソン。
この男、やることがでかい!
本日行われたNBA ALL-STAR 2005で、MVP獲得!
しかし、これが初めてではない。
華の96年組。
NBA史上、84年と並び、最もドラフト豊作と言われた年
である。84年には、かのマイケル・ジョーダン、オラジュワン、
バークレーなどがいた。
96年も彼以外に、現在のアメリカを代表する選手たち、
チームの核となる選手が多くドラフトされた。
コービーは高校生だったし、ピュアシューターで修行僧の風貌のレイ・アレン、
NYストリートのカリスマ、ステフォン・マーブリー...。
その他数々の名選手を産んだ、まさに、豊作で華やかな年だったのである。
そんな中、最も注目を集め、見事ドラフトNo.1ピックとなったのが、
この男、アレン・アイバーソンである。
彼はその派手なルックスに象徴されるように、言うことやること、
いちいち注目されて来た。
身長183cm、名門ジョージタウン大学出身、
多くの名センターを輩出する同大学にあって、彼のために
コーチの方針をアップテンポ主体に変えさせたというくらいの逸材であった。
およそ公式プロフィールの183cmもないといわれる(179cmくらいと
言われている)その低身長をモノともしないプレイっぷりは、
平均身長2mを超えるNBAにおいて、まさに奇跡ともいえる。
NBA史上、最も速いと言われ、ライトニングと称されるそのクイックネス、
人一倍長い手足を活かしたボールハンドリング、超ハイレベルなスキルを
持つ、まさにスーパーガード。この男に1on1で勝てるものはまず存在しない。
彼がNBA入りする前から興味を持っていた。
学生時代、福岡でのユニバーシアードに来日、日本代表と対戦したことがある。
USAは学生選抜、日本はバリバリの大人集団だ。
しかし結果はやる前から見えていた。
いまやNBAを代表するフォワード、ティム・ダンカンとアイバーソンが
このチームの中心、それだけで勝負は見えている。USAの完勝。
ひときわ目立ったのがアイバーソン。速い速い!日本人に混じっても
小さいくらいの身長でダンクを連発!とにかく手が長くて、速い!
そんな印象だった。そして、虜にさせられたのが、彼の派手な
ドリブルテクニック。相手を一瞬にして置き去りにする、
”キラー・クロスオーバー・ドリブル”。10代の僕は、擦り切れるまで
何度もビデオを見返し、繰り返し繰り返し真似ていたものだ。
対戦した日本選手曰く、目の前から”消える”のだそうだ。
その圧倒的スピードとスキルで得点を量産するスーパースター、
全身タトゥーのいでたちも様になるかっこいい男。
それがアレン・アイバーソン。
現在、今期得点王ランキングでもトップを独走中である。